あのフリーオから新製品! 今度はノート用TV録画カード
地上/BS/CSデジタルテレビ放送を、コピーガードに無反応で録画できることで一斉を風靡した「フリーオ」。最近ではアースソフト「PT1」が出たこともありブームは収まった感があるが、久々にフリーオのWebサイトで新製品が発表されたぞ!
注目の新製品の名前は「フリーオエクスプレス」。これまでのフリーオはUSB接続だったが、今回の製品はExpressCard34スロット用。「4月に発売を開始します!」とのことで、まだ詳細は明らかになっていないが、今回の製品もデジタルテレビ放送をコピーガードに無反応で保存することができるようだ。要するに録画したデータを、他PCにコピーしたり、編集したりするのが自由自在ということ。
フリーオWebサイトによると、「ISDB-T Full-seg(13seg)」対応とのことなので、要するに地デジのフルセグ放送の録画ができるようだ。このほか「ミニアンテナ付属」「MMCX/F アンテナアダプタ付属」との記述がある。ExpressCardは薄型なので、そのままでは通常のTVアンテナ線を接続できないので、コネクタの形状を変換するためのアダプタが付属するということだと思われる。また、インターネット経由でフリーオの立てているB-CASサーバーを利用すれば、B-CAS カードを用意しなくても地デジ放送の暗号を解除して、録画・視聴が行えるようだ。
なお「ExpressCardって何?」と思う人もいるかもしれないが、これはノートPC用の拡張スロットで、ノートPCの側面に装備されていることが多い。ノートPC用の拡張スロットは、PCカード TypeI/IIという規格のものが多いが、ExpressCardはその上位版だ。幅54mmの大型タイプ「ExpressCard54」と、幅 34mmの小型タイプ「ExpressCard34」がある。詳しくは「ExpressCard - Wikipedia」などを参照するといいだろう。ExpressCard54スロットには、ExpressCard34のカードも差すことが可能だ。
ExpressCard34スロットは、すべてのノートパソコンに装備されているわけではないが、例えばネットブックでも、レノボ・ジャパン「IdeaPad S10e」やヒューレットパッカード「HP 2133」などには装備されている。
ExpressCardの場合、ノートPCの本体にカードがまるまる収納されるので、USBタイプのフリーオよりもスッキリ接続が可能。使用できるノートPCは限られるが、「ノートPCでフリーオを使いたいけど、あの凡みたいな形をした本体がジャマ」と思っていた人は、利用してみるといいかも。