そろそろ欲しいBlu-rayドライブ 満足度ナンバー1はどれ?
ブルーレイはドライブの価格がこなれてきて徐々に普及し始めている。現在は8倍速が最速となっているが、どの製品が一番速くデータの書き込みや読み込みができるだろうか? また、外付けドライブだと遅くなるのだろうか?
今回比較するドライブはパナソニックの「LF-PB371JD」、アイ・オー・データの「BRD-SH8B」、バッファローの「BR-H816SU2」の3機種。調査には総サイズ4.4Gバイトの16個のファイルを用意。ブルーレイドライブでの「リッピング速度」「ライティング速度」およびエクスプローラでのデータの読み書き速度を計測した。
■ ブルーレイドライブ速度対決!
リッピングにはすべてのドライブで「AnyDVD Ripper」を使用。設定などは変更せず速度を計測した
書き込みも各ドライブの付属ツールなどを使わずすべて「Imgburn」を利用した
■ アイ・オー・データ製に軍配が上がった!
製品名 | リッピング | ライティング | データ書き込み | データ書き出し |
---|---|---|---|---|
LF-PB371JD (パナソニック) | 46分02秒 | 22分09秒 | 4分44秒 | 4分22秒 |
BRD-SH8B (アイ・オー・データ) | 27分01秒 | 12分49秒 | 3分46秒 | 4分22秒 |
BR-H816SU2 (バッファロー) | 36分26秒 | 16分11秒 | 3分46秒 | 4分20秒 |
結果としてはブルーレイメディアに焼いたデータファイルの読み出しはすべてのドライブでほぼ横ばいの速度。しかしそれ以外の項目ではアイ・オー・データの「BRDSH8B」がトップとなった。意外だったのが、外付けドライブの「BRH816SU2」の健闘だ。eS ATAとUSB2・0に対応しているが今回はあえてUSBでパソコンに外付け接続したところ、内蔵ドライブと変わらない速度を見せつけたぞ。
今回測定した中で一番速かったのは、アイ・オー・データのBRD-SH8Bだ。書き込み&読み込み共に安定した速度をたたき出した
■ ブルーレイメディアはDVDより速いか?
ブルーレイはDVDに比べて容量が大きくなったことばかりが注目されがちだ。しかし大容量のファイルを焼いた場合、パソコンで読み出す速度が遅いと使い勝手が悪そうだ。DVDと比べてパソコン上でのデータ転送速度に違いはあるだろうか? DVDとブルーレイに焼いた同じ4.4Gバイトのファイルをパソコンへコピーする速度を測定してみた。
■ メディアによる読み出し速度の違い
製品名 | ブルーレイ | DVD |
---|---|---|
LF-PB371JD(パナソニック) | 4分22秒 | 4分52秒 |
BRD-SH8B(アイ・オー・データ) | 4分22秒 | 4分54秒 |
BR-H816SU2(バッファロー) | 4分20秒 | 4分58秒 |
メディアに焼いたファイルをパソコンへコピーして測定した。大きな差はなかったもののブルーレイの方が速かった。大きなファイルの場合はより大きな差が出る
結果はわずかだがブルーレイの方が速い。焼いたデータを頻繁にパソコンで開くならブルーレイを利用する方が使い勝手がよさそうだ。
■ DVDバックアップ速度も検証
ブルーレイの普及が進んでいるとはいえ、まだまだ光学メディアの主役はDVDだ。実際に使うとなればDVDの方が多いだろう。今回使用したドライブでDVDのリッピングやライティングを行ったとき、どのくらいの速度で行えるのだろうか。
製品名 | リッピング | ライティング |
---|---|---|
LF-PB371JD(パナソニック) | 4分45秒 | 5分46秒 |
BRD-SH8B(アイ・オー・データ) | 7分29秒 | 5分35秒 |
BR-H816SU2(バッファロー) | 7分29秒 | 5分36秒 |
パナソニックのLF-PB371JDはDVDのリッピングで断トツの速さを誇った。ブルーレイとDVDを併用する人にオススメ
調べてみたところ、ライティングの速度はどれも同じようなものだったが、リッピングではブルーレイでの測定ではイマイチだったパナソニックの「LF-PB371JD」が断トツの速さを出した。DVDのリッピングをよく行う人にはオススメと言えるだろう。