ADSLの低価格化で光回線からの「出戻り」が増加中

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インターネットの通信回線はISDNからADSL、光回線と大容量化の一途にある……と思われがちだが、ここにきて光回線からADSLへと「一歩後退」するユーザーが現れだした。ライトユーザーにとって極めて安価なADSLは光回線よりも合理的な選択なのだ。

総務省の報告では、昨年6月末までで光回線の契約者数がADSLを上回り、通信回線の「世代交代」は順調に進んでいた。ところが、ソフトバンクが昨年12月に、最低月額973円で利用できる「ヤフーBBホワイトプラン」を導入。イー・アクセスも使い放題で1500円以下のサービスの提供を開始したことで、ADSLの落ち込みは鈍化。現在の契約者数はほぼ横ばいで、ネットをあまり使わないライトユーザーのADSLへの「出戻り」も出始めている。
導入が手軽でそこそこの通信速度を確保できるADSL。低価格化が進んだことで、現役引退はまだしばらく先のことになりそうだ。

景気悪化が“追い風”に……月1000円を切るADSLが復権

2009年02月17日 14時16分
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