埋め込み動画/アプリの一部を独自窓化「WindowExtractor」

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「WindowExtractor」は、ブラウザ内のFlashによる埋め込みプレイヤーや、各種アプリの特定ペイン(例えばメーラーのフォルダペイン)などを独自ウインドウとして切り離すツール。必要な部分だけが小さなウインドウで独自ウインドウ化される訳だ。

「WindowExtractor」を起動した状態で、ブラウザ上のFlash埋め込みプレイヤーや、メーラー上のフォルダペインなどにマウスを載せてホットキーを押すと、マウス下の部分が独自ウインドウ化される。「指定範囲内の画面が独自ウインドウ内にコピー/移動される」といったような動作ではなく、「ある部分(クラス)を独自ウインドウに分離させる」という動作。

  • YouTubeなど動画共有サイトの動画ページで、プレイヤーだけを独自ウインドウ化させ、BGMのように動画を流しておく
  • メーラーのフォルダペインだけを独自ウインドウ化させ、フォルダ別の新着メール数などを常に確認できるようにしておく

といったような使い方が可能だ。作者解説ページでは、「Visual Studioのソース表示部だけを独自ウインドウ化させる」といった活用例も紹介されている。「プレゼンの時にツールバーメニューとか表示されてても邪魔」といったケースで便利なはず。

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WindowsExtractorを作者のページからダウンロードして解凍し起動。ホットキーやウインドウ表示設定を行う。「Topmost」が「常に最前面」。「Allow Resizing & Moving」を選択しておこう。

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例えばYouTube動画ページで動画にマウスを載せ、ホットキー(デフォルトではF10)を押すと……。

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プレイヤー部だけが独自ウインドウ化される。バックグラウンドタブにYouTubeページを残しておけば、他のページを見ながらBGMのように動画を流しておける。

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embedタグによる埋め込み部を独自ウインドウ化させる仕組み。実際には「全てのサイトで使える」という訳ではない(サイトによってはページ表示部全体が独自ウインドウ化されてしまう)のだが、例えばDailymotionでも同様に動作した。

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「Windowsメールのフォルダペイン」など、アプリの一部を独自ウインドウ化させることもできる。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年10月14日 13時48分
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