タグ機能などGMailユーザーにオススメのメーラーに進化したThunderbird2
Firefoxでお馴染みのMozillaがリリースするメーラー「Thunderbird」の2正式版が登場した。以前からアナウンスのあった通り、GMailチックなタグ機能を搭載し、一通のメールに複数のタグを付加し、タグによってメールを検索することができるようになったぞ。OEからの設定以降が容易であるだけでなく、GMailユーザーならユーザー名とパスワードを入力するだけで使い始められる点もポイントが高い。「拡張による機能追加」とか「本体に組み込まれた迷惑メール除去機能」とか「IEエンジンを使わないセキュリティ」とかいうのは相変わらずなんだけど、特に、「GMailが便利なのでいつの間にかメーラー使わずブラウザ上でメールを使うようになってる」という人にオススメできるメーラーに進化したメジャーバージョンアップ、と言えるだろう。
Thunderbird2をMozillaのページからダウンロードしインストール。現在OEでプロバイダーメールなどを使っている人は、初回設定時にOEからの設定移行を行える。
GMailの場合、名前とメールアドレスを入力し、初回受信時にパスワードを登録するだけで、Thunderbird上でGMailを利用できるようになるぞ。
メールに対しタグを付加することが可能だ。タグは最初から5種類用意されている他、自分で自由に追加できる。
フィルタリングによって、条件を満たすメールに自動でタグを付加することも可能。「後で」「重要」などは手動で付加し、他のタグは自動で……という利用スタイルになるだろう。分かる人向けに書いておくと、メッセージサイズやカスタムヘッダをフィルタリング条件にすることも可能。
ただし、「特定のタグが付加されたメール」というアクセスが、いわゆるメール検索機能しかない。左カラムツリーなどにタグを組み込めないのだ。ThunderbirdはFirefoxと同様、拡張によって機能を追加することができるので、ここらへんが「最初に不満を持って拡張を入れたくなる場所」となるだろう。