二台目や子供用に最適のプリペイド式格安SIM
ポケモンGOの大流行により、普段はガラケーを愛用しているがゲーム用のスマホを買い増したとか、子供にスマホを買い与えたという例も増えている。そんなとき、1つのゲームのためだけに毎月何千円もの通信料金を払うのは勿体ない。そこで注目なのが、ドコモなどの設備を借りて運営されている「MVNO」サービスの「格安SIM」だ。高速通信可能容量が少なく抑えられていたりする代わりに、月額500円などの低価格で利用できるプランが存在するぞ。
だが、格安SIMにも初期費用や短期解約の違約金などが存在することがあり、ゲームに飽きて数ヶ月で利用をやめた場合などは、あまり安くならない可能性もある。
このような場合、プリペイド方式の格安SIMも検討してみよう。外国人旅行者などの短期間利用のためのものが多いが、数ヶ月間利用可能なものも存在する。
4000円で2GBなど値段あたりの容量は少ないが、ポケモンGOなどで少量の通信をするだけなら十分だ。利用期間の上限一杯かけて利用すれば、他の格安SIMに引けを取らない安さになる。クレジットカード無しで気軽に利用でき、使いすぎて予想外の料金を請求されてしまったりする心配が無いのも安心だ。
人気の格安SIMサービス「IIJmio」が提供するプリペイドパックは、通常価格3791円(税別)で、2GBのチャージ容量を使い切るか、開通月から3ヶ月経過後の月末まで利用可能。月初めに開通すればほぼ4ヶ月間利用でき、1ヶ月あたり1000円で利用できる計算だ。
さらに、ローソンの一部店舗などで買えるクーポンでチャージすれば、チャージ月から3ヶ月後の月末まで使用期限を延ばせる。1500円で500MBのクーポンを利用すれば、5500円で8ヶ月、1ヶ月あたり約690円で利用可能だ。クーポンには3000円で2GBのパッケージも用意されている。
また、継続的にガンガン利用したくなれば、月額900円からの月額プランに移行することも可能だ。
プリペイドプランで利用するにはクレジットカードなどは不要だが、開通手続きには自宅や別の携帯電話などの発信者番号通知の出来る電話回線が必要なので注意しよう。
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8ヶ月で2.5GB、1ヶ月あたり300MBというと少ない気がするが、外出先ではポケモンGOしかしないのなら十分足りるだろう。
筆者の場合、日本での公開から8月末までの約40日間、120km歩いて1200回ポケストップを訪れレベル23になったが、モバイル回線でのポケモンGOの通信量は約280MB、8月分は約181MBだった。
使用量が少ないならOCNもお得
OCNからも、少量ずつの利用に適したプリペイドSIMが提供されている。
通常価格3200円で1GBもしくは開通から3ヶ月後の月末まで利用できる「容量型」と、通常価格2800円で20日間毎日50MBまで利用できる「期間型」があり、容量型を4ヶ月かけて利用した場合、1ヶ月あたり800円でIIJmioより割安だ。2000円の容量追加パッケージで1GBの容量と3ヶ月後の月末までの利用期間を追加したり、月額プランへの移行も可能だ。
1ヶ月あたり250MBだと、ポケモンGOをある程度やり込むと足りなくなりそうだが、あまりやり込むつもりがなければこちらも検討するといいだろう。
こちらの開通手続きには、電話回線の他、住所を入力しての会員登録が必要で、IIJmioより多少手間がかかる。
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ポケモンGO専用SIMも登場
MVNOサービスの老舗である日本通信が提供するb-mobileからは、ポケモンGO専用というプリペイド式の「ゲームSIM」が登場している。本体価格1500円で、1GBもしくは30日まで利用でき、1回500円のチャージで1GBもしくは30日間の延長が可能。ポケモンGO以外には利用できず、チャージにはクレジットカードが必要となるなどの制限はあるが、使い方によってはお得だ。
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スマホは別途用意しよう
ドコモなどの主要キャリアは回線契約と端末のセット販売が基本となっているが、MVNOの格安SIMは基本的に端末は別売りだ。
IIJmioやOCN、b-mobileなど、多くのMVNOサービスはドコモの通信設備を利用しているので、ドコモ用の端末ならそのまま利用できる。また、キャリアを介さず単体で販売されるSIMフリー端末も利用可能だ。
ただし、SIMカードには3種類のサイズが存在するので注意しよう。
SIMフリー端末には、1万円台の手頃な価格の製品も存在する。「FREETEL SAMURAI MIYABI」は、2GBのメモリ(RAM)と1.3GHzのクアッドコアCPUで3Dゲームも十分動作するスペックを備えつつ、1万円台半ばの価格で人気の製品。
角加速度センサーが搭載されていないので、現在のポケモンGOではカメラ映像と合成表示するARモードが動作しないが、ARモード無しの基本的なプレイは問題なく可能だ。
SIMカードは「マイクロSIM」に対応し、2枚のSIMを挿したまま切り替えて利用する機能も搭載されている。
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