動画からサムネイル画像を作る「Video Thumbnails Maker」
AVIからFLVまで、各種動画ファイル(ファイル/フォルダ単位)からサムネイル画像を作成する……という方法はいくつかあるが、海外製の「Video Thumbnails Maker」は、好み次第で「ベスト」となり得そうな、カスタマイズ性の高いツールだ。
例えば30分の動画ファイルから、1分ごとの静止画像を6×5に並べた一枚の画像を生成する、というような作業を行うサムネイル作成ツール。国内では「AzMovieThum」が操作性の高さで人気を集めているが、ライトユーザーならMPCなど一部動画プレイヤーにも同様の機能が搭載されているので必要十分……という感じだ。
今回紹介する「Video Thumbnails Maker」は、サムネイルの縦横数やサイズはもちろん、タイムスタンプのフォントやポジション、サムネイル画像のギャップやドロップシャドウ、ファイル情報や背景画像の表示/非表示などなど、様々な設定を行うことができる高機能系ツール。しかも作成した設定を5種類保存しておき切り替えることが可能だ。その分インターフェイスが微妙なので「絶対的に最高」とは言いにくいのだが、「自作動画をウェブ上で公開する際にサムネイルを出しておきたい」といった用途では使い勝手が良いはず。既に同種他ツールなどを使っている人は一度試してみて欲しい。対応動画形式は「コーデックさえあればMOV, QT, FLV, SWF, RMでもOK」とのこと。WMPで再生できる動画なら基本的に全て読み込める。
「Video Thumbnails Maker」を作者のページからダウンロードしてインストールし起動。フォルダ/ファイル単位でファイルを追加する。エクスプローラからのドラッグ&ドロップも可能だ。「各ショットを別のファイルに保存」「全ファイルからのサムネイルを一画像ファイルとして保存」の設定も用意されている。
左「Options」でサムネイル生成のオプションへ。「Set1~5」で五種類の設定を切り替える。例えば「Set2をクリックして各種設定を行いSaveで反映させる→次回起動時にOptions内でSet2をクリックして呼び出しSaveで反映させる」といった感じ。
メイン画面で「Start」をクリックするとサムネイル画像の作成が始まる。
初期設定ではロゴなどジャマな情報が埋め込まれるが、設定を変更すれば非常にシンプルな画像をはき出せる。時間表示のフォント/カラー/透明度変更や非表示化なども可能。
「Your background」で背景画像指定、ファイル情報を埋め込む「Technical details」を右下、画像間のギャップを広げて「Cut Edges」を左上と右下で有効に~、といった具合に設定を変更すればこんな感じ。
執筆:tokix (tokix.net)