ローカルプロクシを使っていろんなブラウザを高速化
FasterfoxやAdblockPlusなどを使った高速化はFirefoxないしFirefoxベースの派生ブラウザでしか利用できない。Firefox以外のブラウザしか使っていなかったりする人は、ローカルプロクシを使った高速化ツールを導入しよう。
標準のIEやSleipnir、Operaなどのブラウザを使い続けたい人におすすめなのが、ローカルプロクシサーバ型の高速化ツールだ。プロクシ設定さえ変更できれば、どんなブラウザでもページ表示を高速化できるぞ。いろんなブラウザを併用している人にも役立つはずだ。
「Polipo」は、Fasterfoxのようにサーバへのアクセスを最適化してくれるローカルプロクシサーバだ。サーバへのアクセスを最適化してくれるほか、効率を追求したキャッシュ機能も搭載している。
広告を除去したければ、やはりローカルプロクシの「Proxomitron」を使うのがいい。ウェブページの内容を書き換えるフィルタ機能で、邪魔な広告を削除できるぞ。また、ページを便利に改造するフィルタも多数公開されている。ただ、どちらも大変魅力的なツールだが、両方をいっぺんにブラウザのプロクシに設定することはできない。どうしても両方使いたければ、片方のプロクシの設定で、さらにもう一方のプロクシを経由するようにすればいい。
Polipo Helper | ||
バージョン- | 作者:ネトラン編集部 |
Polipo | ||
作者:Juliusz Chroboczek |
Proxomitron | ||
作者:Scott R. Lemmon |
■ PolipoとProxomitronですべてのブラウザを高速化
Polipoは普通に起動すると邪魔なウインドウが表示されるので、ウインドウ非表示で起動する補助ツールを用意した。PolipoHelper.exeをPolipoのインストール先フォルダに置いて実行しよう。終了するときは、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから「Exit」を実行すればいい
IEでプロクシサーバを使用するには、インターネットオプションの「接続」タブで「LANの設定」を押す。Polipoを使う場合、アドレスに「localhost」、ポートに「8123」を入力しよう。Proxomitronの場合は、ポートを「8080」にする
Proxomitronで広告ブロックにルールを追加するには、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから「Block Fileに追加」→「AdList」を実行する
ブロックしたいURLを、数字などの変動部分を「*」に置き換えて入力しよう。「▼」をクリックすれば、最近Proxomitron経由でアクセスしたURLが表示されるぞ
ブラウザ→Polipo→Proxomitr on→サーバというふうに両方のプロクシを利用したい場合、スタートメニューの「プログラム」→「Polipo」→「poliporc」で表示される設定ファイルに「parent Proxy="localhost:8080"」と書き足して再起動させよう。なお、ウインドウズ標準のメモ帳だと正しく表示されないので、LF形式の改行コードに対応したテキストエディタを利用しよう