ドメインの悪用に注意!勝手にアダルト系サイトやフィッシング詐欺サイトを作らせない方法は?


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独自ドメインでサイトの運用を始める前に注意したいのが、ブランドの価値の防衛だ。特に危険なのが、類似のドメイン名を使ってまったく別のサイトを作られてしまうケース。アダルト系サイトやフィッシング詐欺のサイトを勝手に作られることで、自分のサイトに来るはずのユーザーが、大きな迷惑を被る可能性があるのだ。


■ ブランド価値を毀損する輩から独自ドメインを「防衛」せよ!

取得した独自ドメインでサイトを作る上で、注意しなければならないのが、勝手に類似ドメイン名を使われることによるトラブルだ。
  
例えば、新たに「onamae.com」というサイトを公開したとしよう。コツコツと更新を重ねて人気が高まり、多くのユーザーが訪れるようになる。ところがある日、誰かが「onamae.xxx」というサイトを勝手に公開していることに気付く。しかも、このサイトはアダルト系の内容だ。
自分とはまったく関係のないサイトだが、検索エンジンを利用しているユーザーは、このサイトが検索順位の上位に表示されると、間違って訪れてしまうかもしれない。本来自分のサイトに訪れるはずの人が、別のサイト(しかもアダルト系)に流れていってしまう。アクセス数も減るし、何よりサイトのブランド価値が損なわれる。これが会社組織やビジネス用途のサイトで行われた場合、社会的な影響も大きく、被害は甚大なものとなるだろう。
  
さらに商用サイトの場合は、フィッシング詐欺のサイトが作られることもある。この場合、問題はより深刻だ。自分のサイトを訪れるはずの顧客が、個人情報や金融情報を盗まれる犯罪に遭うということだからだ。
このように独自ドメインは、悪意を持った人間や業者によって思わぬ攻撃をされることがある。こういったトラブルから身を守る手段を、覚えておく必要があるだろう。


【ケース1】 同じドメイン名で勝手にアダルトサイトを作られる

独自ドメインのサイトやサービスが有名になったときに起きやすいトラブルがこれ。類似の文字列のドメインで勝手にアダルトサイトを作られてしまうケースだ。知名度があるだけに、サイト名やサービス名で検索して訪れるはずの人が、アダルトサイトの方に流れてしまう。ジャンルがジャンルだけに、ブランドに与えるダメージも致命的。特にそのサイトが組織や会社のものだった場合、深刻な問題になりかねない。


【ケース2】 フィッシング詐欺用のニセサイトが作られることも

有料サービスやネットショップの場合は、類似のドメイン名を使って、フィッシング詐欺用のサイトに誘導するという手法も使われる。フィッシング詐欺とは、本物のサイトとそっくりのサイトを別に作り、そこを訪れた人に金融機関情報や個人情報を入力させて、情報を盗み出すというもの。サイトのデザインに加えてドメインまでそっくりだと、偽物とは気付かずにうっかり大事な情報を入力してしまうかもしれない。


  
■ 「ブランド保護ドメイン」で危険なドメインを先回りして確保

こういったトラブルを回避する方法はただ一つ。悪徳業者が利用しそうなドメインを、先回りして確保することだ。特に悪用されがちなのが、「.xxx」「.porn」「.adult」の3つ。「お名前.com」では、この3つのドメインを保護申請するサービスを提供している。
このブランド保護ドメインは、運用ではなく「防衛」専門のコース。登録すると、そのドメインは第三者が取得できなくなるが、取得した本人も利用することはできない点に注意。サイトを構築する用ではなく、あくまで悪徳業者から類似ドメインを防御するための手段となっている。

  

【期間限定情報】 「お名前.com」では、4月22日(金)の14:00から5月30日(月)の19:00まで、ブランド保護ドメインを特別価格でご提供中。「.xxx」「.porn」「.adult」のうちのいずれか1つを年間2,480円、3種類をまとめて登録した場合、1つあたり年間1,980円で登録できるというコースを用意している。
  
サイトやサービスが有名になった頃に、類似ドメインによるアダルトサイトやフィッシングサイトの存在に気付いても後の祭り。一度、悪徳業者に取られてしまったドメインは、後からこちらが取ることはできないからだ。
独自ドメインを取得するときは、上記のキャンペーンを利用して悪用されそうなドメインをお得に確保し、対策を万全にしておこう。
次回は、実際にブランド保護ドメインを取得して、自分の独自ドメインを防衛する手順を解説するぞ。


2016年05月19日 12時00分
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