学校のパソコンにウェブフィルタリングが導入されて、見たいサイトが見られない。

プロクシサーバ経由でのアクセスを試してみよう。Googleの携帯向け変換機能を使う手もあるぞ。
有害サイトなどへのアクセスをフィルタリングする方法としては、ブラックリストを用意しておいて、一致するURLへのアクセスを検出してブロックする方式が多い。ウェブページへのアクセスを中継する「プロクシサーバ」を利用すれば、アクセス先のサーバを偽装できるので、フィルタリングをすり抜けられる可能性があるぞ。
プロクシサーバへのアクセスがブロックされている場合は、「Tor」というP2P型プロクシを使ってみよう。直接のアクセス先は、無数に存在するTorサーバになるので、ブロック対象になっていない可能性が高い。ただし、アクセス先のポート番号などが通常のウェブサーバへのアクセスとは違うので、普通のHTTPアクセスしか許可されていない場合などは、ブロックされてしまうかもしれない。
HTTPプロクシもTorもブロックされているという場合は、Googleの携帯電話用ページにあるパソコン向けサイトをケータイ向けに変換する機能を利用してみよう。よほど厳しいフィルタリングでなければスルーできるはずだ。

公開されているプロクシサーバのアドレスは、「プロキシの杜」などで見つかる。速度などの情報を参考に、良さそうなもののアドレスをコピーしよう

IEの場合、インターネットオプションの「接続」タブで「LANの設定」を押し、「プロキシサーバー」の欄にアドレスを入力する。「:」より後の数字は「ポート」に入力しよう

「診断くん」にアクセスすると、実際にサーバにアクセスしているIPアドレスが通常時と違っているのが分かるはずだ。このように、アクセス先のサーバにアクセス元を知らせないという効果もあるぞ

「snoopblocker.com」のように、ウェブページ上で見たいURLを入力して利用するタイプのプロクシもある

広告などが表示されるものもあるが、手軽に目的の有害サイトを表示できるぞ

Torを組み込んだブラウザ「Torpark」を利用すれば、手軽にTor経由でのブラウジングを行える。同梱されているTorが古いので、インストール先の「App\tor」フォルダに、最新のTorの実行ファイルを上書きしておこう

Torparkを起動すると、このような注意書きが表示される。「Continue」を押そう

しばらく待つと、Torネットワークに接続され、Tor経由でのブラウジングが可能になる

Googleのケータイ向け変換機能のページに行き、URLを入力して「Go」ボタンを押そう

このような感じでページが表示される。アドレスが「http://www.google.co.jp/」で始まっていることに注目。ケータイ向けのシンプルな表示に変換されてしまうが、画像なども一通り表示されるぞ

2008年06月13日 00時07分
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