USBメモリを内蔵&HDD化してEeePCの記憶容量を大幅アップ
「EeePC」の最大のネックは4Gバイトしかない記録容量。しかし、Cドライブのフラッシュメディアは基板にじか付けされていて交換できない。そこで、2つのUSBポートを本体内部に追加し、16GバイトのUSBメモリを内蔵させよう。
この改造を成功させ、2つのポートに16GバイトのUSBメモリを取り付ければ、合計32Gバイト増設できる。しかし、これだけでは外部記憶メディアが増えたに過ぎない。付属の「f2d」というツールを使って、USBメモリを仮想的にHDDとして認識させよう。これで追加したUSBメモリにソフトのインストールが行えるようになる。
USBポートの増設作業は、繊細なハンダ付けの技術が要求されるため、難易度はかなり高め。それでもEeePCの容量限界を突破したいという人は、挑戦してみよう。
今回の改造では電机本舗の「内部USBポート増設キット」(4725円)を利用する。EeePCのマザーボードを取り外し、付属のUSBポートを接続しよう。ハンダ付けが必要なのは4カ所。非常に細かい作業になるので、0.4㎜のハンダを使い、周囲をカプトンテープでカバーしながら行おう
取り付けが終わったらEeePCを組み立てる。USBポートが背面のカバー下から出てくるように配置したら、USBメモリを挿入する
f2dのインストールを行う。HDD化したいリムーバブルディスクを右クリックして「プロパティ」を選択。「ハードウェア」タブ→「プロパティ」→「ドライバ」タブ→「ドライバの更新」と進む
「ハードウェアの更新ウィザード」で「一覧または特定の~」を選択。次の画面で「検索しないでインストールする~」を選び「次へ」。「ディスク使用」をクリックして「f2d.inf」を指定しよう。後はインストールを進めていけばOK
USBメモリがHDDとして認識された。同じ方法でSDHCカードもHDD化すれば4つのHDDを利用できるぞ
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・メーカー:ASUS
・製品ページ:EeePC