iTunesアートワーク登録の新定番「Voralent Invidi」
iTunesのアートワーク自動登録用の、「決定版!」と言える国産新ツール「Voralent Invidi」が登場した。正しいジャケット画像を、非常に高い精度で見つけ出す仕組みが採用されているのだ。付加機能も充実しているぞ。
「Voralent Invidi」は、iTunesで再生している曲のアルバム名+アーティスト名をGoogleイメージ検索で自動検索し、ジャケット画像をアートワークへ自動登録するツールなのだが、他の同種ツールと比べて優れているポイントが二つある。まず、複数(デフォルトでは50件)の検索結果画像を一覧表示してくれること。他のツールだと、間違った画像が提示された場合の変更処理が面倒なのだが、「Voralent Invidi」なら、まず間違いなく正しい画像が一つはヒットする。自分で選んで登録を行う……という作業がラクなのだ。次に、ソーシャルな仕組みで「正しいっぽい画像」を選んでくれること。「Voralent Invidi」ユーザーによる投票で、投票数が多い画像、つまり多くのユーザーに「これが正しいジャケット画像」と投票された画像がトップに表示されるのだ。弄ってみた感覚として、少なくとも現状では投票システムは有効に機能している。アートワーク登録ツールの中で、現時点で「ほぼ全ての人にとってベスト」と言える優良ツールだ。
「Voralent Invidi」をVectorのページからダウンロード。「インストーラーなし版」なら解凍→起動で使える。メインウインドウには、iTunesで再生中なアルバムのジャケット画像が自動検索で表示されている。
メインウインドウ真ん中カラムが、他の「Voralent Invidi」ユーザーによるオススメ画像。正しい画像がトップに表示されているはずなので選択して「アートワークをiTunesへ転送」。
自分でオススメ情報を送ることも可能だ。選択して「Vote」。なお、Googleのイメージ検索を用いる仕組み上、洋楽やマイナージャンルでもほぼ間違いなく、正しい画像が(少なくとも候補の一つとして)表示されるぞ。
アートワークが登録されていない曲を抽出することもできる。「ツール」「アートワーク未登録曲のプレイリストを作成」をクリック。
作成されるプレイリストが、iTunesライブラリの中にあるアートワーク未登録曲だ。ブラウザを出してアルバムごとに上記の登録作業を行うと良いだろう。
iTunesライブラリには登録されているがHDD内に実体ファイルが無い項目、「デッドリンク」を自動検出して削除する機能も搭載されている。