「お気に入りコマンド」等の機能が追加された「ExtraPutty」
最近はiPod touchとの接続にも利用される定番ツールPuTTYは、コマンドプロンプトのようなインターフェイスでイマイチ使いにくい。コマンドライン自体に不慣れな人には、よく使うコマンドを一発で呼び出せる改造版「ExtraPuTTY」がオススメだ。
PuTTYとは、コマンドプロンプトのような画面でリモートマシンとのSSH接続を行う定番の海外製フリーソフト。少し前までは「中級者↑御用達」という感じのツールだったのだが、最近は脱獄iPod touchとの接続目的で導入する人も多いはず。「脱獄iPod touchで遊びたいけどコマンドラインって打つの面倒だし……」という人は、改造版の「ExtraPutty」を覚えておこう。よく使うコマンドを登録し、ツリーのようなメニューから一発で呼び出す機能が搭載されているのだ。メニューが英語になってしまうのがネックなので、初心者な人はPuTTY設定ウインドウの使い方を覚えたところで乗り換えると良いだろう。
PuTTYは、ログイン後の全ての操作をコマンドラインで行う。
「ExtraPutty」を作者のページからダウンロードしインストール。接続前に表示される設定ウインドウで「ExtraPuTTY」の「Add Tool box」にチェックを入れておく。
PuTTY自体の仕様の問題なのだが、設定を変更したら「Session」で「ホスト名やユーザー名や設定」を「セッション」として保存しておく必要がある。
通常通りにログインを行おう。メインウインドウの左にツリーのメニューが表示されているはず。右クリック「Add Command」でコマンドを登録する。
コマンドには、日本語可な表示名/実際に送信されるコマンドを登録可能だ。
通信ログを作成する「Trace」機能もあるのだが、ログイン時のパスワードも「送信されたデータ」として平文で記録されてしまうのがネック。自動暗号化などによる管理を自分で行う自信がない人は「ExtraPuTTY」の「Trace」は無効にしておこう(デフォルトでは無効になっている)。