Photoshopの「スマートオブジェクト」って何の役に立つ機能なの?

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Photoshopでは、画像に処理を加えると画質が劣化する。オリジナルの画像ではなく、オブジェクト化した画像を使うことで、サイズ変更やフィルターの処理を加えたときの画像の劣化を防げる機能が「スマートオブジェクト」だ。

Photoshopでレイヤー以外の方法で画像に処理を加えると、画質は劣化する。例えばサイズを小さくして確定した後で、再びサイズを大きくすると画質が荒くなる。もちろん「上書き保存」しなければ、前の乗田には戻せるが、画像を加工するたびに劣化を気にするのは大変だ。
Photoshopには、画像をオブジェクト化することで扱いやすくする「スマートオブジェクト」という機能がある。スマートオブジェクト化すると、オリジナルではない「オブジェクト」に対して処理を加えることになるため、サイズ変更やフィルタを加えても画質が変わらず、変更後の状態からもとに戻せるようになる。何かと役に立つ機能なので、ぜひ覚えておこう。

■ Photoshopのスマートオブジェクトで画質劣化を防ぐ

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Photoshopに限らず、通常のグラフィックソフトでは、開いた画像を処理すると、元の状態に戻すことができない

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例えば、Photoshop上で画像の解像度を小さく変更してみよう

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確定したあとで、再び画像のサイズを大きくすると、画質が損なわれている。もちろん、保存しなければ以前の状態に戻せるが、それは変更前の状態に戻っただけのこと。「変更を加えても画質が変更しない」のとは違う

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レイヤーパネルでレイヤーを右クリックして、「スマートオブジェクトに変換」を選択しよう

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画像がスマートオブジェクト化された。この画像は、何度サイズを変えても画質が劣化しない特徴を備えるようになる

2015年09月29日 23時05分
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