今から25年前 「萌え」に侵食される前の秋葉原の様子(動画)

いたるところに美少女キャラの看板が立ち並び、いまや完全に「萌えの街」として認知されている秋葉原だが、元はといえばアジア最大の電気街で、家電や電子部品を買い求める客でごったがえしていた。そんな25年前の秋葉原電気街を映したのがこの映像だ。

この映像は今からちょうど25年前、1986年頃の秋葉原電気街を撮影したもの。この頃はまだオタクという存在すら世間ではほとんど知られていなかった(最初の言及である中森明夫氏の「「おたく」の研究」が83年。その後、89年の宮崎勤事件によって広く認知される)。
秋葉原が変化したのは90年代も後半に入ってから。次世代機戦争と格闘ゲームブームの勃興、エヴァのヒットによる第三次アニメブームなどが重なり、若いオタクたちが対戦相手や関連グッズを求めて集まりだしたことから、オタク関連のショップが次々とオープンし、現在の「萌えの街」の原型が形作られていった。

映像を見ると、秋葉原の駅周辺やガード下は意外なほど面影を残しているが、目に付くのはやはり看板。現在のきらびやかなキャラ絵は皆無で、メーカー名や製品名が羅列されている様は良くも悪くもひたすら「地味」だ。

果たして今から25年後、2036年の秋葉原はどのような風景になっているのだろうか。

昭和61年の秋葉原 Akihabara 1986

2011年07月11日 14時56分
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