初音ミクに感情が芽生えた…?「初音ミクAppend」先行デモ版

初音ミクの歌声といえば、良くも悪くも一本調子な「機械の声」が特徴だったが、新たに歌い方を変えた「初音ミクAppend」が登場。先行デモ版では「soft」と「dark」の2種類のニュアンスを歌声に込められるようになっているぞ。

「初音ミクAppend」では、やわらかな歌声の「soft」や低いトーンに抑えた歌声の「dark」など、これまでにないニュアンスの表現が可能になる。現在発売中のDTMマガジン1月号に、先行デモ版(2週間の期限付き)が収録されており、さっそくニコニコ動画上には実際に使用した作品がいくつもアップロードされている。
初音ミクAppendの制作にあたっては、初音ミクの声役である藤田咲による再収録が行われている。本人によると「初音ミクとしてマイク前に立ち、新たなニュアンスで収録しているというかんじ」だったとのこと。
実際、歌声にニュアンスを込められるようになったことで、初音ミクの歌声はかなり本物の人間の声に近くなった印象。初音ミクAppendを使って作られた曲は、これまでの初音ミクのオリジナル曲にはあまりなかった曲調のものが多く、ボーカロイドの表現の幅を大きく広げる転機となりそうだ。

「感情」を獲得した初音ミク――「ダーク」「ソフト」でうたってもらった

藤田咲の電子庭園☆~さっきぃのおはなばたけ~ 初音ミク2周年おめでと☆

DTMマガジン
2010年1月号

2009年12月09日 19時24分
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