Googleと小学館が和解へ? 作家宛ての全文書が公開
Googleによる新聞・雑誌への「グーグル・ブック検索」和解案の公告から出版業界が騒がしい。「未来検索ガジェット通信」によると、小学館は和解へ向けて作家さんたちと話を進めているようだ。小学館から作家へ宛てた文書の全文が掲載されている。
絶版となった書籍をスキャンして検索・閲覧できる状態にするということ自体は悪い話ではない。著作権者の懐にもお金が入る。不況にあえぐ出版界に光明をもたらすはずであった。旧態依然の出版流通は、もう限界にきているからだ。
今後、出版社がGoogleと作家の中に入って和解を進めるというケースは増えると思われるが、問題は小零細出版社や倒産してしまった出版社から本を出したケースだ。全世界の出版業界を大きく揺さぶる騒動を巻き起こしたGoogleの影響力は今後どこまで及ぶのか計り知れない
Googleと小学館が和解へ? 異例の “小学館と関わる作家全員に和解案の郵送” « 未来検索ガジェット通信
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2009年04月17日 18時37分