無線LANのセキュリティがよく分からない。何が危険で、どうやって防いだらいいの?

盗聴と不正ログインが怖い。暗号化なしはあり得ない。WPAなら完全に防げる。
特にアパートやマンションに暮らしている人の場合、無防備で無線LANを利用するのは危険すぎる。盗聴や不正ログインによってシャレにならない被害を受ける可能性が十分にあるからだ。無線LANに対する攻撃は、大きく分けて2種類だ。
まず、空中からデータを拾い、中をのぞくのが「盗聴」という攻撃方法。メールの送受信内容からパスワードまで、各種通信データが他人に筒抜けになってしまう。
次に、他人のLANに勝手にログインする不正ログイン。殺害予告などを書き込まれると、警察がやってくるのは自分の家だ。
いずれの攻撃も、自分の無線LANをWPAで暗号化しておけば防衛可能だ。無線LANは、もはやWPAでなければ守れない。ルータの設定を確認しておこう。

無線LANの盗聴に注意しよう

暗号化のない無線LANでは、盗聴したデータの中に通信内容、例えばメールパスワードがモロに書かれている

先月発表された手法を使えば、WEPの暗号化が行われているLANでも、暗号化パスワードを瞬殺することが可能だ

暗号化パスワードさえ分かれば、盗聴したデータの解読も、不正ログインも可能だ

いずれの攻撃も、「WPA」「AES」といった暗号化を行っていれば防ぐことができる。総当たりにも備え、13文字以上のパスワードを設定しておこう

2008年12月06日 00時28分
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