※9/15続報：最近のiTunesのダメ仕様を「Tune-up iTunes 8」で強制設定変更 :教えて君.net
同様の設定変更をGUIで行えるツール（のWindows版）が登場した。

※9/13追記：ページ最下部に、この強制設定変更を元に戻す方法を追記

iTunes8では、再生中/選択中の楽曲に表示されるiTSへのリンク矢印を消すための設定項目がなくなった、という旨を本日昼間にお伝えした。このような、iTunesの8で消えた設定を、Windows+iTunes8で強制的に変更することが可能になった。

先日公開されたiTunes8では、iTunes Music Storeへのリンク矢印を消す設定がなくなってしまった。ライブラリで再生中/選択中の楽曲にiTMSへのリンク矢印が表示される……のは以前からなのだが、矢印を消す設定項目がなくなった、という変更だ。
iTunes8ではiTMSリンクを消せないがMacでなら消せる :教えて君.net

上記記事でも紹介した、Mac用のリンク矢印強制削除方法に続き、Windows環境で使えるリンク矢印の強制削除テクと、ブラウザの「ジャンル」カラムを消す（これもiTunes8で不能になった設定）強制設定変更テクが、２ちゃんねるソフトウェア板「iTunes for Windows Part69」で登場した（333/338）。iTunesの設定ファイルをテキストエディタで書き換えることにより、設定を強制的に変更する、という方法だ。

iTunesを終了させた状態で、「C:\Documents and Settings\（ユーザー名）\Application Data\Apple Computer\iTunes」の「iTunesPrefs.xml」をテキストエディタで開く。長すぎてメモ帳では開けないので、秀丸などのテキストエディタを利用する。

ファイルの末尾あたり、「</data>」「</dict>」の間に、上のSSで反転させている行を挿入する。

<key>show-store-arrow-links</key>
<data>
AA==
</data>

曲名やアーティスト名に付加されていたiTSリンクの矢印が非表示化される。

なお、同様の方法で、ブラウザにおける「ジャンル」ペインを消す（「アーティスト」「アルバム」の2ペインにする）ことも可能だ。

<key>show-genre-when-browsing</key>
<data>
AA==
</data>

同じ場所に上記の行を挿入すれば良い。お好みで。

また、上記の強制設定変更を元に戻したい場合は、iTunesを終了した状態で再度「iTunesPref.xml」を開き、「AA==」の行を「 AE0VBA==」に書き換える。挿入した行を消しただけでは設定が戻らない（一度「 AE0VBA==」に書き換えてからiTunesを起動し、さらに終了させた後であれば挿入部を消しても良いが、まぁ別に消さなくても良い）ので注意。

参考：Terminal Tips: Disable iTunes 8 store arrows - The Unofficial Apple Weblog (TUAW)
ちなみに、Macで設定を手動書き換えする方法は上記。言い換えれば、「上記参考記事と同じ事をWin版iTunesで行うなら本記事の方法になる」ということだ。今後も「Macのterminalでこのようにすると～」というテクを見かけたら、それを本記事のように置き換えればWin用テクになる可能性が高い、ということ。Win+iTunesユーザーは覚えておくと良いだろう。

執筆：tokix (tokix.net)