初心者をVPNなマシン遠隔操作で助けるのにピッタリの「CrossLoop」

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友達から「何かパソコンがおかしいから助けて!」などと電話がかかってくると面倒だ。相手が初心者だと、そもそも何が原因で何が起きているのか説明が要領を得ないし、口頭で教えた解決策がなかなか実行されない。ならば、もう自分が遠隔操作で問題を解決してしまった方が早い……と、いう用途にピッタリの仮想LAN(VPN)遠隔操作ツールが「CrossLoop」。最大のポイントは、アカウント登録やVPNのネットワーク設定などが一切不要で、相手に行わせる作業がミニマムだという点。「アクセスコード」の受け渡しだけで使えるし、「仮想LAN」という仕組み上、相手のマシンに対して、自分と同じLAN内のマシンの場合と同じように接続可能。相手側がルーター環境でも問題なく利用できるのだ。

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「CrossLoop」を作者のページからダウンロードしてインストール。既に日本語化が行われているので、普通にインストールすれば日本語で利用できる。相手にも(口頭などで)インストールを行わせよう。

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相手に「CrossLoop」を起動させ、「ホスト」に表示されている「アクセスコード」を(口頭などで)自分に伝えさせる。さらに「接続」ボタンをクリックさせる。

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自分も「CrossLoop」を起動し、教わったアクセスコードを「ゲスト」に入力し「接続」。このとき表示されている「名前」は相手にも通知されるので、気持ち悪ければ適当に入力しておこう。

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相手側のマシンで接続許可ウインドウが表示されるので「はい」をクリックさせる。Windowsファイアーウォールなどの警告が表示されるはずなので、その旨も伝えておこう。

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これでリモートコントロールが可能になるので、ちゃちゃっとトラブルを解決してあげよう。なお、作者のページいわく、通信のデータは「送信前にエンドポイントにおいてランダムな12桁のアクセスコードを使用した128ビットの暗号アルゴリズムで暗号化されます」とのこと。

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遠隔操作ウインドウを閉じたとき、相手と自分、双方のマシンでフィードバックを求めるウインドウが表示される。そのまま閉じても問題ないので、相手にその旨を伝えておこう。

2007年10月10日 12時59分
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